● 新しい遺伝子の仕組み エピジェネティクス
日時:2020年1月18日(土) 13時〜16時(13時 開場、13時半 開会)
講師:仲野 徹さん(大阪大学大学院・医学系研究科・病理学 教授)
エピジェネティクスという言葉をご存じでしょうか?ヒトゲノムが解析され、いろいろなことが明らかになりました。しかし、それだけでは不十分です。遺伝子が発現するには、ゲノムに上書きされた情報である「エピジェネティクス」が必要なのです。
アサガオの模様、ネズミの一夫一妻制、記憶や学習、ストレス応答など、じつにさまざまな生命現象にエピジェネティクスが関与していることがわかっています。それだけではなく、がんや生活習慣病といった病気にも関係していますし、エピジェネティクスを操作する薬剤も臨床で使われています。
講演では、エピジェネティクスとは何か、どこが面白いのか、など、わかりやすく紹介するつもりです。
<参考文献> 仲野 徹 『エピジェネティクス 新しい生命像をえがく』(岩波新書)
会場:国労大阪会館(JR天満駅より徒歩5分)
〒530-0034 大阪府大阪市北区錦町2−2
主催:日本科学者会議大阪支部
参加費:1講座 1,000円(大学院生・学生は半額、高校生以下無料)
申込み方法:日本科学者会議ホームページより(当日参加も可)
(商店街のサイエンスカフェ・番外編)
未来をひらく科学講座・シーズン1「生命(いのち)のしくみ」
日本科学者会議大阪支部(JSAO)主催の連続講座「未来をひらく科学講座」シリーズを紹介します。
シーズン1のテーマは「生命(いのち)のしくみ」(全5回)。
現代の科学・技術に人はどう向き合っていけばいいのかを学び、考えるシリーズです。研究者が語る生命科学の知識をまなびつつ、DNAから人、社会、地球そして宇宙まで、未来への道を考えてみませんか。
期間:2019年10月26日〜2020年3月28日
会場:国労大阪会館(JR天満より徒歩5分)
参加費:1講座1,000円(院生・学生は半額、高校生以下無料)
(全講座事前申込みの場合は3,000円に割引)
(当日参加も可)
プログラム:
第一講座 2019年10月26日(土)18〜21時
私たちは科学といかに付き合うべきか
池内 了(名古屋大学 名誉教授 宇宙物理学)
第二講座 2019年11月23日(土)13〜16時
生命科学の可能性と課題
宗川 吉汪(京都工芸繊維大学 名誉教授)
第三講座 2020年1月18日(土)13〜16時
新しい遺伝子の仕組み エピジェネティクス
仲野 徹(大阪大学大学院・医学系研究科・病理学 教授)
# 講師が変更になりました
第四講座 2020年 2月22日(土)13〜16時
ゲノム編集の衝撃
二木 杉子(大阪医科大学医学部 助教)
第五講座 2020年3月28日(土)13〜16時
JT生命誌研究館 見学(JR高槻駅 徒歩10分)
主催:日本科学者会議大阪支部 →くわしくはこちら